がんばってダイエットしているのに、なかなか痩せられないと悩んでいる方、本当に多いですよね。
運動したり、食事に気を付けたり、間食をやめたり、思いついたことをどんどんやっているのに、全く体重が変わらないか、気がつくと前より太っていることもありますね。
そんなことが続くと、毎日が憂鬱になり、ストレスまみれになって、その結果暴飲暴食してしまうという悪循環におちいってしまいます。
でも、よくよく考えてみると、やせている人のすべてが、好きなものを食べるのをあきらめたり、朝から晩までストイックに運動を続けていたり、がまんの生活を続けているわけではありません。
今、やせている人は、やせやすい行動を無意識にしていたり、やせやすい食べ物が好きだったり、やせる食べ方をしていたり、ちょっとした運動を続けていたり・・そうです。痩せる習慣を身につけている人たちなのです。
やせやすい体をつくるためには、習慣化することが大切です。
太ってしまうのもやせるのも、結局これまでの生活の、積み重ねの結果です。
やせる習慣を持っている人は、意識せずにやせることができますし、太る習慣を持っている人は、知らず知らずのうちに太ってしまうということです。
わざわざ太る習慣を身につけようと考えて行動している人は、おそらくお相撲さんくらいだと思いますが、無意識に太る習慣を持っている人は多いでしょう。
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やせるための朝の習慣
1. 朝、目が覚めたらすぐにやせた体をイメージする
朝、目が覚めてから5分間くらいの、まだぼーーっとしているとき。潜在意識に入りやすい時間帯なので、このときに自分の理想のプロポーションを思い描くとよいでしょう。
ここでは遠慮しないことが大切です。私は身長が低いからとか、足が短いからとか、考えることなく思いっきり素敵なモデルさんや女優さんのプロポーションにしましょうね。
2. コップ1杯の白湯を飲む
私たちが夜、寝ている間には、どのくらいの汗をかくのか知っていますか。
睡眠中にも寝返りなどの運動しているので、平均で500ml、多いときで1000mlの汗をかきます。朝、起きたら体はカラカラになっているのです。
体内の水分が減ってくると、血液中の水分も少なくなってしまいます。結果として血液がドロドロになってしまうんですね。
かといって、起き抜けに冷たい水を飲んでしまうと、からだが冷えてしまい、代謝が悪くなってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、「白湯」です。
「白湯」とは、水を沸騰させたものです。
白湯は、アーユルヴェーダというインドの伝統医学でも使われています。白湯はからだを温めてくれ、内臓機能がよくなったり、血液の循環もよくしてくれます。免疫力も上げてくれるのです。
からだが温まった状態で、効率よく代謝が上がり、やせやすくなるということですね。
3. 朝、起きたら日光を浴びる
朝起きたらカーテンを開け、朝日を体中で浴びましょう。
朝日を浴びることで、「体内時計」がリセットされます。
「体内時計」とは概日リズム、またはサーカディアンリズムとも呼ばれ、自律神経の調整やホルモンの分泌など、生命、健康の維持にかかわる活動の、1日周期のリズムをつくり出すシステムのことです。
この体内時計のリズムが、1日24時間と同じであれば問題ないのですが、24時間周期より少し長めであるといわれています。25時間周期ともいわれていましたが、個人差があるということでした。
厳格に環境を整えて実験してみると、体内時計は24.2時間程度であることがわかってきました。
体内時計の周期は人によって異なるということですが、この微妙にずれた時間は、毎日リセットする必要があるのです。
朝日を浴びて、体内時計がリセットされると、代謝が向上してくるだけで、痩せやすい体になるということです。曇りの日でも、十分リセットできるそうなので、カーテンを開けて太陽の方を見てみましょう。
これもやせるために身につけたい大切な習慣です。
4. 朝食を食べる
朝食が大事だということは、よく言われることですが、ダイエットにとっても朝食は大切なものです。
なぜなら、朝食を食べることで、からだの活動が活発になるからです。
しっかり栄養を摂ることで、体温も上がり、エネルギーも生まれてきます。代謝もよくなります。
現在、朝食を食べていない人や、食べる時間がないという人も、パンを買って食べたり、バナナにヨーグルトをかけたりして、簡単なものからでも食べる習慣をつけていくようにしましょう。
5. 朝の体重を測る
毎朝、体重計で体重を測ることはとても大切なことです。
以前、レコーディングダイエットというのが流行りましたが、食べたものをすべて書き出すダイエット方法のことです。
書き出すことで、気づきがあるので、毎日の行動が変わってくると思われます。
体重も測って書いておくことで、無意識に気を付けるようになります。
体重が増えていれば、「そういえば昨日、焼肉を食べに行ったなあ。今日は胃ももたれているし、食事は控えめにしておこう」というように、体重が仮に増えてもすぐに修正もできるようになるのです。
毎日、軌道修正するチャンスがあるのは、助かります。
これが、5キロくらい太った後で気がついても、そう簡単には痩せられないでしょう。
500グラム、1キロくらいで変化に気がついて、ちょっと歩くとか、夕食のカロリーを減らすようなメニューを選ぶなど、さっさと元の体重に戻るように修正しましょう。
6. 朝、ストレッチをする
朝、起きてすぐは、からだが硬くなっているので、無理なくできる簡単なストレッチを行います。
ゆるやかなストレッチは、筋肉をほぐしてくれます。
寝ているときの姿勢がからだを圧迫し、血流が悪くなったり、リンパの流れが悪くなってしまうことがあります。
そこで、ゆったりとした呼吸で緊張をほぐしながら、体を伸ばすことで、十分な酸素を体の隅々にまで届けることができ、体を温めてくれる効果も期待できます。
朝の習慣の次は「ダイエットのための夜の習慣」をどうぞ!